年を取らない秘訣をご紹介しよう。ディーパク・チョプラというインド出身のM.D. の学位を持つ医者の指針から、永遠に若く生きる道を学んでみよう。
「心と身体の連動」を説く筆者。若くあり続けるためには、心や身体に関する既成概念をまずは捨て去り、全く新しい思想で置き換えることだ。唯物主義的科学思想は、人間の思想が人体に及ぼす影響力を無視したもの。我々が毎日、毎時間持つ思想とか感情は、即我々の身体に何らかのインパクトを持つ。例えば、神経衰弱に陥れば身体の免疫性は衰弱し、恋愛すると逆に免疫性が強まる。人生に失望したり虚無感に浸っていると、心臓麻痺や癌になるリスクが高まるし、喜びに満ちた生活は身体を健康に保ってくれる。
次のような思想をもって、日常生活を過ごそうではないか。
1.身体も含めて我々が知る物理的な世界は、観察者による解釈の産物だ。我々がこの世の中の体験を造り出しているのと同様に、我々の身体も我々が造り出している。
2.最も基本的なレベルでは、我々の身体は物質の固まりではなく、エネルギーと情報から成り立っている。そのエネルギーと情報は、宇宙を飛び回る無限のエネルギーと情報の果実なのである。
3.心と身体は分離できない同一の存在である。
4.身体内の生化学現象は知覚の生産物である。つまり、信念とか思想、感情が化学反応を起こし、それが全細胞の生命を維持しているのだ。
5.我々が住んでいる世界は、身体の経験も含めて全て我々がそれをどう捉えるかによって完全に支配されているのだ。
6.個人一人ひとりは分離、独立しているように見えるが、事実我々は皆この大宇宙を動かしている知能パターンに連結しているのだ。
7.時間は絶対物として存在しない。永遠だけが絶対なのだ。直線的に過ぎてゆく時間とは、我々が変化をどう捉えているかを表現しているに過ぎない。
8.我々一人一人は、全ての変化を越えた現実の世界に住んでいる。我々の身体の5感では知ることのできない所に、存在の核がある。
9.我々は、高齢化とか病気、死の犠牲者ではない。これは単に景色の一部に過ぎず、あらゆる変化から免疫性を持つ観察者ではないのだ。観察者は精神であり、永遠の存在の表現なのだ。
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