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18.  失敗体験から学ぼう

株式投資は外国語の学習だとか、楽器の演奏、あるいはスポーツなどと 一緒でその成績を平均以上に上げるためには、かなりの時間と努力を必要とす る。最初は初心者用の教科書や道具で練習し、試行錯誤を繰り返し、多少技巧 が上達したならそれなりに高度の道具を購入したり、有名な教師についてさら に技能を磨き上げる。対米株式投資でも同じように、最初から大金を投入する のでなく、少しづつ失敗と成功を繰り返しながら、体験を蓄積し、自信を築き 上げ、自分に合ったスタイルを磨きながら、その投入額を増やしていくのが正 しいだろう。失敗した時にその損失が大きすぎて意気消沈、「投資などやりた くない」という負け犬的心理状態に落ち込むのは避けたいものだ。アメリカの 発明家、トーマス・エヂィソンの言葉に「世の中の多くの大失敗事例には、成 功を納めるほんの一歩手前で、諦めてしまった多数の人々がいる」というのが ある。失敗からは学び取り、それを栄養にして将来に備えるのが成功者であ る。

最近の失敗体験:

筆者は自分の全体成績には満足しているが、単独銘柄の売買では大きな赤 字を出したものが最近でも数件ある。 ここで、その1失敗事例の軌跡をたど りながら、何を学べるか、読者の皆様と一緒に研究してみたい。

レガト・システムズ社(LGTO):

本メイルマガジンの1月7日前後の No. 9 号にて紹介したレガト・システ ムズ社。ネットワーク用のデータを大量に保管するソフトを開発した会社。正 に有望市場で伸びる優秀企業だった。昨年度秋季までの業績は、売上高も利益 も順調に伸びており、社員数は660人という所謂ミッドキャップ(中堅クラ ス)に属するハイテク会社だった。「マネー」誌だとか、インベスターズ・ビ ジネス・デイリー紙などでも急成長会社として取り上げられ、自分は去年の10 月頃から買い始め、値上がりを楽しみながら買い足しして、1月初旬には2, 000株近い量を保持していた。秋には40ドル前後で購入していた株が、ピーク 時には80ドル近くまで上昇、100%前後の値上がりを観た。新年度になり55ド ル前後にじり落ちしていたレガト株は1月12日の水曜日、2.5ドル(4. 5%)近く落ち込み、しかも取引量は平均の5倍も増加したことが報道され た。ゴールドマン・サックス他の大手證券会社のアナリストが、レガト株をダ ウングレード(評価の引き下げを発表)したのが、その主な理由だった。

通常、證券会社の推薦などは「手前味噌」だとして無視してきた筆者は、 値段が下がったのは良い機会だと判断、さらに500株ほど買い足しした。 が、その後数日間レガト株はじり落ちしながら横ばい、ダウングレードされて から7日後の1月20日には、何とレガト社自身が去年の第4・四半期の業績は、 予測の半分を下回る「ひどいもの」だったことを発表。翌朝市場がオープンす ると同時に一気に株価は45%ほど下落、30ドルを切った。證券会社のアナリ ストの「読みは正しかった」のだ。買い足しまでした小生は残念至極、夕飯が まずい日が数日続いた。「凍り付け」も考えたが、ファンダメンタルズが悪化 しているのだからそう簡単には回復しないとみて、すべて売却を決断。利益を 得ての「売りの機会」がありながら、小生は逆に買い足して損失を増大すると いう二重の過ちを犯した。結局27ドル前後の底値で売り払い、50%を越える 大赤字を体験した。シク・・シク・・メソ・・メソ。涙を流しながら語る我が 失敗談。読者の皆様が同じような失敗を繰り返さないよう、願いながら。レガ ト株は現在36ドル前後に回復している。

学んだレッスンはというと、

1)證券会社のアナリストの意見は無視できないこと。彼らは、経営者と の直接的な 接触の機会も豊富だし、われわれ一般市民よりはるかに詳しく対 象銘柄を勉強している。自社推薦株を押し上げるような手前みそ的な言動も多いが、一方ダウングレードする時はそれなりの理由がある。やはり注目せざるを得ない情報源だという事実。

2)取引量が急増した日に株価が落ち込んだら、大手機関投資家が「売り」に出ている証拠で、これを買い時とみるのは極めて危険であること。ボリュームが急増、株価が下落したら、自分も売りに出ることを真剣に考えるのが正しいだろう。

3)保持している株の値段が下がり始めた時に、「買い足し」する戦略は極めてリスクが高いこと。売値が下がっている商品には、見えない欠陥がある可能性が高いことを、常に念頭に入れておこう。バーゲンを探して安く購入したいというのは、我々人間の本能であろうが、株式市場での値付けは極めて合理的、安い物には安い理由がある。値下げされる銘柄には、それなりのマイナス要因があることを忘れないようにしよう。

4)一度暴落した過去の優秀銘柄には手を出さないこと。レガト社のファンダメンタルズが修正されて株価が少しづつ上昇しても、元のレベルに到達す るにはかなりの長期時間がかかるはずだ。その理由は、自分と同じように高値で買い入れ、暴落後もその買値に戻るのを待っている投資家が多数いるから だ。つまり、オーバーヘッド供給量が多すぎて、少し値上がりすると、直に大量の売りが入る。レガトもそうだし、最近までのデル・コンピュータ株もその良い事例だ。過去に高く購入し、損を抱えている投資家が多い株には、近づか ないに限る。要するに「安い株価の魅力に惑わされないよう」に、という警告だ。

レガト株の事例については、以下2件のサイトにて過去3ヶ月間の値動きチャートをご覧になりながら、さらに研究してみてください。涙が流れるほどの 大損をした事例としては、如何にドラマチックなものであったかが、お判りい ただけると思います。これだけの授業料を払ったのですから、その失敗から学 ばない訳にはまいりません。

ヤフーのチャート:
http://finance.yahoo.com/q?s=LGTO&d=3m

ライコス/クォート・コムのチャート:
http://www.quote.com/quotecom/stocks/charts.asp?symbols=lgto

他にも筆者は、ソレクトロン社(SLR)、CTS 社(CTS)、バイオベイル社 (BVF)の各銘柄で最近、投資損を体験しています。それぞれ理由があります が、それはまた別の機会に暴露しましょう。筆者が推薦する株が必ず上昇する訳ではないことを、ここで再確認願ます。

オンライン證券口座オープンの手続き:

日本に住んでいる我が同胞の方々、直接アメリカの最先端オンライン證券会社に口座を開けます。以下、我がメイルマガジンの一読者からご親切に皆様のために、ご報告いただいた内容です。ご紹介します。大いに活用して、ますます資産増加に役立ててください。

「オンラインの証券会社も最近は数が増え、日本に進出した証券会社であるE*Trade、DLJ Direct 、Charles Schwab などは、日本人がアメリカへ直接申し込みすると、日本の支店へ行くよう誘導される。日本に進出していない中小の證券会社であれば、直接オンラインでアメリカ本社サイトにて口座が開けそうです。

また、日本在住者がアメリカへ送金するには、まず日本のCitibankに100万 円預けて口座を開き、自分の証券会社の口座を海外送金先として登録すれば、 送金手数料は無料(為替手数料はかかる)で、また電話で送金できます。また 株式投資で利益を上げたら、ドル小切手でそれを受取り、それをそのまま日本 のCitibankに入金することができます。Citibankではインターネット経由で口 座開設の申し込みもできますが、海外送金先の登録申し込みをするなら、自宅 か勤務先等の最寄りのCitibankへ直接行くのが一番早いでしょう。

http://www.citibank.co.jp/index2.html

アメリカの証券会社と取り引きをするなら、まずは日本国内の窓口はCitibankにするのが一番のお薦めです。

シティバンクのインターネットバンキング「シティダイレクト」
「国内振込手数料」無料キャンペ?ンを5月31日まで延長
【登録料・利用料などの費用は一切無料】
外貨預金取引き、振込等、すべてのサービスが24時間365日利用可能。
詳しい資料請求はこちら→ http://www.citibank.co.jp/bbm/mag2_h/

以上が、我が読者からの最新情報です。自分の体験でもシティバンクは、グローバルなバンキングには一番熱心な銀行ですし、筆者も小切手口座はニュ ーヨーク郊外のシティ支店に設けています。出張で東京にでかけても、丸ノ内、赤坂だとか六本木に散在するシティバンクのATM で、ニューヨークの自分の口座から現金引き出しができるなど、素晴らしく便利です。筆者はシティバンクからは一銭も紹介料など頂いていませんが、お勧めします。

今週の推薦銘柄:

エミュレックス社(EMLX)を紹介しよう。自分も最近発見した銘柄で、株価は過去52週間で2,253 % 上昇したという、正に急成長銘柄である。現在の株価は215ドル前後。そんなに高い株を買って大丈夫か、ご心配される方も多いだろう。推薦したら直に暴落したりすると、小生の信用にもかかわるし、また自分も機会を見て購入したいと思う銘柄なので、最近の業績と今後の見通しについて詳細調査をしてみた。

先ずは会社の概要だが、主要商品はファイバー・チャネルというネットワーク・システムに連結したデータ保管用のコンピュータ端末機。これを設計、 開発、また関連ソフトと供にサプライしている。従業員は132人という零細会社で、スタンダード・アンド・プーア社の大中小企業を網羅する企業年鑑にも出てこない。

1999年12月26日付けで閉じられた去年の第4・四半期の業績はというと、売上高は半年前に比較して100%を越える成長、利益は$ 1 million 以下だったのが、$ 15.6 million に増加している。利益は1500%以上の増加という計算になる。その利益には「金利収入」が含まれているというので、営業利益以 外の収入が黒字額を膨張させている心配があり、四半期レポートを分析してみた。が、否定的な材料は発見できなかった。

インターネット革命の最中にあり、大量のデータ保管とそれをネットワークに連結する需要が急騰している今日、他でも紹介したQLogic 社(QLGC)と同列に並ぶ「ネットワーク・ストアレージ」分野の注目株だ。

クォートコムのチャート:限られてはいるが、このサイトでは日本語情報あり。
http://www.quote.com/quotecom/stocks/charts.asp?page=
Stocks&option=Charts&symbols=EMLX&interval=D&display=1&study=none

ヤフーのチャート:
http://finance.yahoo.com/q?s=EMLX&d=3m

これらのチャートを見る限り、余り値下がりするチャンスはない。どこかで勇気を出して飛び込んで購入する銘柄だろう。過去1週間のチャートを見ると、3月8日の水曜日、市況が不安感に満ちていた瞬間、一時的に190ドルを切る低値に落ち込んでいる。そんな好機会に巡り合えるかどうかわからないが、 値動きを見て筆者は少しづつ購入するつもりでいる。

我がメイルのアドレスは、akira@odani.com です。ご質問、ご感想をお寄せください。

本文筆者の昨年度(12月末)の投資業績は、282%でした。2000年1月1日から今日(3月10日現在)までの成績は129.48%です。本無料メールマガジンの現在の購読者数は、丁度1,500 人です。

友人や同僚の方々に本マガジンをご紹介ください。読者数が増えれば増えるほど、日本の対米投資家の業績も高まり、市民の生活も豊かになるはずで す。「自分だけが利益を上げれば良い」という時代は終焉しました。良いものは、積極的に同胞と分かち合いましょう。


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