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14.  株価は需要供給関係で決まる

前回までで、アメリカ株式投資を始めるにあたっての心構えだとか、 役立つ情報源など、基礎的なステップの説明を終えたつもりでいます。今後 は、より具体的に推薦銘柄の紹介をしていくつもりです。が、その前に筆者 が最近学んだ一つの重要な概念を紹介したいと思います。

株価は需給関係で決まる:

株価動向を毎日モニターしていると、大きく没落したり、あるいは突然高 騰し始めたりするのか、何故か疑問に思うこともしばしばです。自分の評価 や判断では素晴らしい銘柄なのに、株価はジリ下がり続ける。といった経験 をされたこともおありでしょう。あるいは、優秀な会社だとは判っていて も、購入してから数日間で25%も上がったりすると、何故そんなに急騰す るのか、近いうちには没落するのではないかと、売り時を見逃しはしないか と、逆に不安になることもあります。そんな時に想起すべき一法則として、 「株価は受給関係によって決まる」という事実があります。常識的なことな のですが、株価は他の経済現象と同様に、需要と供給の間の相互関係で決まる のです。そう自分に言い聞かせると、心が静まるでしょう。

つまり、貴方自身がどう評価しようとも、特定銘柄の株価は貴方とはまっ たく無関係に需要量が供給を上回れば上昇し、逆に売り手の方が買い手より 多ければ下落するというシンプルな事実があります。

ボリュームに着目:

各種ウェッブサイトの投資家用チャートには、毎日、毎月、毎週の銘柄 あたりの取引量、つまりボリュームが棒表の形で示されています。これに注 目してください。株価が上昇した日に、その取引量が平均より格別に多い場 合は、ブリッシュ(前向き)な兆候を示します。つまり、大手の機関投資家が その株を大量に購入していることを示します。需要量が高まる銘柄です。従 って、株価は上昇する可能性が高いと言えます。

逆に株価が落ち込んだ日に、その取引量が通常より2倍、3倍も多い時は注 意警報だと見てください。つまり、大口投資家がその株を売却しているから です。供給の方が需要量より多いので、さらにその株価は下がる可能性が高 いわけです。

52週の高値株に注目:

1年間、つまり過去1年間の最高値を更新して新高値をつける銘柄に注目し ましょう。筆者は、長年こうした高騰する株価を追い回すことを避けてきま した。値段が高すぎる。すでに数百%も値上がりした株価は、暴落の寸前に あるのではないかという心配からです。「安い株を買おう」という関心か ら、新高値株を購入することはしませんでした。これは大きな間違いです。 安い株には、安い理由があり、値上がりしない可能性の方が高いのです。逆 に、新高値株は上昇しつづける可能性が高い、ということが歴史的に証明さ れます。

オーバーヘッド・サプライ:

値下がりした銘柄が、底値をついて値上がりするためには、過去により高 値で購入した人達が「売りたい」という意欲をすべて満足して、売り手の数 が大きく減少することが必要です。自分たちが購入した値段まで回復するの を待って、赤字が無くなったら売ろうと構えている人達が沢山いる銘柄は、 手を付けないに限ります。つまり、売りの圧力、頭上の重荷(オーバーヘッ ド・サプライ)が大きすぎるのです。供給量が多すぎて、値段が上がらない わけです。これは、その会社が優秀か否かとはまったく無関係です。最近1 年間のデル・コンピュータ株だとか、製薬会社の銘柄、そして銀行證券株が その良い事例でしょう。会社の業績も最高だし、経営者も優秀なのですが、 過去に高騰してから、落ち込みが激しく、売り手数が膨大なために一定以上 の値上がりができません。

逆に新高値をつける銘柄のことを考えてください。その株式の購入者達 は、皆購入した時の株価より高い値段を楽しんでいる訳で、赤字を埋めよう という「売り」の意欲はありません。もし売るとすれば、利益を現金化しよ うという(プロフィット・テイキング)人だけです。損をした人がいない訳 ですから、オーバーヘッド・サプライはゼロですね。売り手がいないか、極 めて数が少ない銘柄の株価は、上昇曲線を描きます。

コップ型(U字型)のチャートに注目:

優秀銘柄がピークに達して、下降し始めます。そしてボトム(底値)を形成し て、少しづつまた上昇し始める。そして、さらに新しい高値に向かうまでの 曲線は、ゆっくりした英語のアルファベットのUに似た形を描きます。これを アメリカでは、カップ・アンド・ハンドル型の曲線と呼んでいます。優秀銘 柄の最高の買い時は、このコップなりUの字の右側で上昇しきった所なので す。これは経験的にインベスターズ・ビジネス・デイリー紙が、長年のデー タを分析してはじき出した法則です。この法則を順守して行けば、貴方の投 資業績は大きく改善されること間違いなしです。

何故かと言いますと、上記で説明したようにこのコップ型の株価値動きチ ャートの右側が頂点に達した時(つまり最高値を更新しそうな時)には、そ の銘柄を売却して赤字を埋め合わせたい人達がいなくなった時点だからなの です。つまりオーバーヘッド・サプライが消滅した時点であり、したがって 売り手(供給)がいなくて、買い手ばかりです。当然、株価は上昇するわけで す。

このコップの右側の曲線が頂点に達しない前に買っても良いでしょうが、 その場合には頂点に達せずに、再び下向き曲線を描き始める可能性があるこ とを意識し、注意しなければなりません。つまり、売り手が乾ききっていな い時に購入するのは、それだけリスクが大きいということです。不必要なリ スクは避けましょう。

以上、少しテクニカルな話になりましたが、株価のチャートを利用して 「買い時」をつかむ秘訣です。ご利用くださいまた、成功した時にはその成 功話も聞かせてください。

今週の推薦銘柄

コミュニケーション用の半導体メーカー:
ブロードコム社
NASDAQ上場、銘柄のシンボルは BRCM、2月中旬スプリットして現在株価は $175 前後 筆者は、過去数週間に何回かに分けて、平均 $ 156前後で購 入、すでに12%近い増加を獲得した。52週の最高値は$ 177.43 である。

今最先端を走る、恐らくほとんど株価の更なる高騰を保証されている優秀 企業がここにある。ブロードコムはコミュニケーション用半導体のメーカー である。メーカーと言っても、工場をもたない(ファッブレス)研究開発、 デザインを専門にする身軽な会社だ。ブロードバンドという用語を聞いたこ とがおありだろう。要するにケーブル、電話回線などの従来の通信回線を通 して、現在の容量より数千倍もの早さで、音声、データ、ビデオを送信する ことを可能にする通信技術を指す。インターネットの普及により消費者がブ ロードバンドを求める需要は急増している。このブロードコム社は、これを 可能にする各種通信用の半導体を設計、開発する会社である。

創立は1991年。1994年に始めてエサーネット・チップを出荷した。今から2年前の売上高は、$ 37 million だった。が、今年はその金額が $ 496 million に増えることが予測されている。2年間で売上高が 1,300 % 増加し た計算になる。ブロードコムの顧客は、AT&T だとか MCI/Worldcom などの長 距離電話会社を始め、ケーブルTV会社でもあり、また家庭や事務所にパソコン、サーバーを提供するコンピュータ・メーカー、デルやコンパック、あるいはIBM やヒューレット・  パッカード社でもある。また、通信回線の業界の大手、3Com Corp, Cisco Systems, General Instrument, Nortel Networks, Scientific-Atlanta, Motorola なども、ブロードコムの顧客でありパートナーである。これら製品の用途は限 りなく広く、今後セルフォンなどの移動体通信がインターネット能力を保有 するようになれば、それら携帯通信機器にも適用されることになる。まさに、将来性は無限に高いと予測できる分野だ。

ブロードコム社の過去3ヶ月間の株価動向
http://quote.yahoo.com/q?s=BRCM&d=3m

今後5年間の成長予測は、年率45%とされている。20世紀の始め、フ ォードが自動車を開発した頃、道路が整備されていなければ、自動車は役立 たずだっただろう。同じように、どれだけインターネットのコンテントがリ ッチになっても、その内容を高速で届けるブロードバンドの回線網がなけれ ば、ユーザーは満足できない。ブロードコムはまさにこのインターネット時 代の道路建設会社の役割を担っているのだ。

テレビとパソコンが合流する。ケーブル回線と電話が合流する。インター ネットへのアクセスが移動体通信に搭載される。どの側面を取ってもブロー ドバンドの通信用チップが必要になる。ブロードコムの可能性は、青空のよ うに高い。

買いを推薦する理由です。

我がメイルのアドレスは、akira@odani.com です。本文筆者の昨年度(12月末)の投資業績は、282%でした。本無料メールマガジンの現在の購読者数は、1,374 人です。 友人や同僚の方々に本マガジンをご紹介ください。読者数が増えれば増えるほど、日本の対米投資家の業績も高まり、市民の生活も豊になるはずで 「自分だけが利益を上げれば良い」という時代は終焉しました。良いものは、同胞と分かち合いましょう。


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